バターチキン とインドのカレー 

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バターチキン

今日はカレーの話です。私が日本にいた頃はカレーライスと言ったらハウスバーモントカレーをいつも作っていました。他にもハウスジャワカレーとかS&Bゴールデンカレーとか有りましたが、我が家での一番人気はリンゴと蜂蜜のあのハウスバーモントカレーだったのです。インターネットで調べたら1980年のTVコマーシャルがYouTubeに出ていました(若かりし頃の西城秀樹です)。このブランドは今もあるのだからやっぱり日本人の心をつかんだ食べ物なのでしょうね。

RetortCurry

義兄から頂いた激辛レトルトカレー。簡単に暖められて便利です。美味しかった。

この頃はレトルトカレーも沢山出ていて、これは暖めるだけで食べられるので便利ですね。レトルトカレーは1968年に出たボンカレーが最初だそうですが、私がシドニーに移住した後に沢山出回った品物ですし、こちらでも買った事が無いのです。でも2年程前に亀戸の姉の所に暫く滞在した時に初めて激辛のレトルトカレーを食べました。姉夫婦はこのような辛いものは食べないのですが、私が香辛料の強い食べ物は大好きで唐辛子の辛いのも平気だと言ったら、義兄が『ではとても辛いレトルトカレーを食べられるかどうか試してみたら』と言って早速夕食に出してくれたのです。

確かに辛かったけれど食べられない辛さでは有りませんでした。シドニーではインド料理のレストランやテークアウトで激辛のカレーを良く食べますが、それと同じ位の辛さだなと思いました。2人は私が平気で食べているのでちょっと驚いたようです。そして親切な義兄はシドニーへ持って帰るようにとその激辛のレトルトカレーを沢山買ってくれました。

レトルトカレーと言ったらこれしか食べたことが無いのですが、日本の伝統的なカレールーから作るカレーと比べ、シドニーで食べるカレーに近いと思いました。先ずルーがさらっとしています。日本のカレーは小麦粉でとろみをつけているのでさらさら感が無く、ドロッとしていますよね。こちらにはそういったカレーは無いので(日本のレストランで日本のカレーを頼めば別です)ドロッとした舌触りを好まない人もいるようですし、日本のはカレーではないと言う人もいました。でも国の文化は食べ物に現れるので、それは“日本のカレー”と言う事で良いと思います。

子供達が小さかった頃はバーモントカレーでカレーライスを作りましたが、皆が成人してからは本場のインドのカレーを好んで食べるようになり、バーモントカレーはもう何年も口にしていません。その反面インドや東南アジアのカレーは割合に良く食べます。金曜日の夕方息子が仕事から帰り、週の終わりと言う事で疲れていたり冷蔵庫に大した物が残っていなかったりしたら出前を取る事があります。その時はインド料理のカレーにする事が多いのです。 私の好物は激辛のビーフビンダルーです。

ヤギ肉のカレー

玉葱ベースのペーストとスパイスを炒めた後ぶつ切り肉を入れ、材料が被るくらいの水を加えてコトコト煮、ます。

たまに自分でカレーを作る事もあります。最近ヤギ肉のカレーを作りました。息子でなく私が作ったのです。玉葱2個、ニンニク3かけ、生姜3cm角、唐辛子2本をフードプロセッサーでペースト状にしてから大匙2の油で炒めます。油はギー(バターオイル、Ghee)がベストだけれどサラダオイルでもOKです。スパイス(クローブ4個とカルダモン2個をすり鉢で粉末にしたもの+コリアンダーパウダー大匙1+クミンパウダー小匙1+塩小匙2+ターメリックパウダー小匙1+カイエンペッパー小匙1弱+パプリカ小匙1)を加えて更に炒めてからヤギ肉のぶつ切り1kgとかぶる位の水を加えて1.5~2時間煮込みます。カットトマト1缶(400g)とグラムマサラ小匙1を加えて更に1時間程煮込み、塩で味を整えて出来上がりです。

骨付きヤギ肉のカレー ‐ 玉葱2個、ニンニク3かけ、生姜3cm角、唐辛子2本をフードプロセッサーでペースト状にしてから大匙2の油で炒めます。油はギー(バターオイル、Ghee)がベストだけれどサラダオイルでもOKです。スパイス(クローブ4個とカルダモン2個をすり鉢で粉末にしたもの+コリアンダーパウダー大匙1+クミンパウダー小匙1+塩小匙2+ターメリックパウダー小匙1+カイエンペッパー小匙1弱+パプリカ小匙1)を加えて更に炒めてからヤギ肉のぶつ切り1kgとかぶる位の水を加えて1.5~2時間煮込みます。カットトマト1缶(400g)とグラムマサラ小匙1を加えて更に1時間程煮込み、塩で味を整えて出来上がりです。

出来上がった骨付きヤギ肉のカレー。簡単でしたがとても美味しくできました。

インドのカレーは肉を最初に炒めたりしなくて良いのでかなり簡単に出来るのです。この時は骨付きヤギ肉のぶつ切りがあったので、それでカレーを作りました。ご飯もインドのお米、バスマテライスにして本格的でした。骨のエキスがカレースープに混じり、とても良い味でした。カレーは骨付きヤギ肉が一番と息子は言っています。茄子のカレーも同時に作ったのですが、ヤギ肉のカレーの方が断然美味しくできていました。やはり肉食人です。

日本ではヤギ肉をあまり見ないのですが、沖縄では普通に食べるそうですね。こちらでも普通のお肉屋さん(ブッチャー、butcher)では売っていませんが中近東やアジア系のブッチャーには置いてあります。ヤギ肉は他の肉と比べて特に安いわけではありませんが(煮込み用は1kg 10ドル前後)、カロリー、コレステロール、脂肪、飽和脂肪酸が少なく、鉄分が多いといった優等生なのです。脂肪が少ないからカレーなどの煮込み料理にはピッタリですね。

多くのオーストラリア人はスパイスの強すぎる食べ物、特にスパイスの辛さの強い食べ物を苦手とする人が沢山います。ですからインド料理のレストランでも辛さをかなりまろやかにしたカレーも出されます。代表的なものがバターチキンカレーです。私は以前、バターチキンカレーは日本人が作ったバーモントカレーの様にインド料理を西洋人向けにマイルドに修正した欧米社会の作り出した物だと信じていました。でも違っていました。これはれっきとしたパンジャーブ料理(インド北西部からパキスタン北東部にまたがるパンジャーブ地方の料理)の一つなのです。

ナギも『 バターチキン 』をブログに載せました。35分で出来てしまうシンプルなお料理でカレーソースはマイルドで食べやすいと思います。是非作って見て下さい。

5.0 from 1 reviews
バターチキン
 
下準備
調理時間
合計
 
インドのカレーの中で最もシンプルなお料理で世界で最も親しまれているのがこのカレーです。もうテークアウトはやめて自分で作ってみては?材料はスーパーに売っている物ばかりですし、とても簡単にできて味は抜群です。
作者:
分量: 3-4人分
【材料】
マリネ
  • プレーンヨーグルト 125ml
  • レモンジュース 大匙1
  • ターメリックパウダー 小匙1
  • ガラムマサラ 小匙2 (注1)
  • チリペッパー又はケイエンペッパー 小匙1/2 (注2)
  • クミンパウダー 小匙1
  • 生姜 大匙1 おろしたもの
  • ニンニク 2かけ 潰す
  • 鶏のもも肉 750g 一口大に切る
カレー
  • サラダ油又はギー(Ghee、バターオイル) 大匙1 (注3)
  • トマトパッサータ(Passata、トマトの裏ごし)又はトマトピューレ 250ml (注4)
  • 砂糖 大匙1
  • 塩 小匙1と1/4
  • クリーム (低脂肪でも良い) 250ml、脂肪を更に減らしたければ 低脂肪クリーム190ml+低脂肪牛乳60ml
食卓へ
  • ご飯
  • コリアンダー/パクチー (無くても良い)
【作り方】
  1. スキップしてよいステップ:カレーソースが滑らかになるように、鶏肉を除いたマリネの材料全てをフードプロセッサーにかけ滑らかにする。
  2. マリネ液と鶏肉をボールに入れて混ぜる。サランラップでカバーをし、一晩、長くて24時間冷蔵庫に入れておく。
  3. サラダ油を大き目のフライパンに入れて強火にかける。マリネの絡まった鶏肉を表面全体がが白くなるまで3分程炒める(マリネ液の為、焦げ目は付きにくい)。
  4. トマトパッサータ、砂糖、塩を加える。弱火にして20分コトコト煮る。
  5. 味見をして、必要であれば塩分を加える。クリームを加えてからひと煮し、火から下ろす。
  6. コリアンダー/パクチーの葉を散らす(有れば)。バスマテライス(インドの細長いお米)を添えて出す。
  7. 写真に写っているのはカレーとお米の他に、とても簡単にできるイースト無しのフラットブレッド(英語版だけです) と揚げないパパダム(注5)です。
【注】
1. ガラムマサラは特にインド料理に使われるミックススパイスでスーパーのスパイスコーナーにあります。

2. チリペッパーはチリパウダーと違いますので間違わないで下さい。チリペッパーはいわゆる唐辛子を粉末状にしたもの、チリパウダーは唐辛子の他にスパイスやハーブが混ざっています。ここでは唐辛子の辛味が必要なので、チリペッパー或いはケイエンペッパーを使います。

3. ギー(Ghee) は食用に用いるバターオイルの一種で、発酵無塩バターを煮詰めて純粋な乳脂肪にしたもの。インド料理に良く使われます。加熱により香ばしい香りが出ます。

4. トマトパッサータ(Passata)は缶入りのトマトをピューレにしたものです。瓶づめで販売されています。普通のスーパーには無いかも知れませんがイータリー(Eataly)には絶対にあります。

5. パパダムを作る方法は、パックに入ったパパダムを1枚ずつお皿に広げて、電子レンジに45秒~1分位(或いは全体の色が白っぽくなり、拡張するまで)かけます。冷めるとパリッとします。

6. このレシピはオーストラリアの有名なシェフ、ルーク・マンガンのレシピを参考にしました。オリジナルから変更したのは塩を加えた事(多分レシピのミスで、材料のリストに塩を書き忘れたのだと思います)とクリームの低脂肪オプションを書き加えただけです。

栄養成分表は4人で分けた場合の1人分です。
NutritionButterChicken

このレシピの英語版の料理名は Butter Chickenです。RecipeTin Eats (www.recipetineats.com) に載っています。

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Comments

  1. says

    ゆみこさん 楽しく読ませていただきました。とても勉強になりました。レトルトカレー懐かしいです。私も30年ぐらい食べてません。ヤギ肉も 食べたことがありませんが、カレーにすると、香辛料が 効いて美味しそうです。ぜひ 作ってみたいと思います。

    • recipetreasure says

      ヤギ肉は羊肉程肉の匂いが強くないと思います。骨付きのぶつ切り肉でも長く煮るので、食べる時に骨から身が楽にはがれます。
      是非作ってみて下さい。

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