レミントン ケーキ とオーストラリアデー

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レミントンケーキ1月26日はオーストラリアデー(Australia Day)で祝日でした。オーストラリアの建国記念日で全国一斉にお祝いします。全国一斉と強調したのは、祝日によっては 州毎に日にちの違うものがあるからです。例えばクイーンズバースデー(Queen’s Birthday)は殆どの州では6月の第2月曜日ですが、ウエスタンオーストラリア州は9月の終わりか10月初めの月曜日です。クイーンズランド州は今年から9月にずらしたようです。

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オーストラリアデーは全国各地でお祝いし、多くの役所のウェブサイトにはこの様なオーストラリアの国旗のイメージが並びます。(リッチモンドバレール市役所のウェブサイトより)

オーストラリアデーは1788年1月26日にイギリスの艦隊が初めてNSW州のポートジャクソン湾に着いた日を建国の日と指定したものです。1988年には建国200年と言う事で、大きな帆船もポートジャクソン湾に登場して大々的なお祝いをしました。その時私達は移住をして7年目で、子供達もまだ小学生でしたが頑張って見に行きました。建国200年といったら日本では江戸時代ですから、オーストラリアは本当に歴史の浅い若い国です。

でも、先住民のアボリジニ民族は遺物などの分析によると先祖が5万年ないし12万年前からオーストラリア大陸に住んでいたとの事ですから、かなり古い歴史があるのです。イギリスの殖民が始まると共にアボリジニの虐待・虐殺がエスカレートし、彼らにとってはオーストラリアデーはアボリジニの文化を失わせた侵略の日だと言われています。

アボリジニの文化や歴史を知るにつれ、2009年に行われたアンケートではオーストラリアデーのお祝いの日はアボリジニの人々と文化も取り入れてオーストラリアの幅広い文化を理解すべきだと言いう意見が大半でした。今ではアボリジニの踊りや音楽も参加しますが、それでも毎年オーストラリアデーは論争の的になっています。

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毎年行われるシドニー湾でのフェリーの競争、フェリーソン。(NSW州のオーストラリアデーウェブサイトより)

我が家では特別にオーストラリアデーのお祝いはしません。シティに出かけてパレードを見に行ったりもしません。通常はゴルフの仲間が皆を招いて飲んだり食べたりするのですが、昨年はスキーで日本にいたので無しでしたし、今年はいつも招いてくれる人が旅行中で何もありませんでした。何だかちょっと寂しい気がしたので、大掛かりなパーティーではなく、ちょっとしたおつまみとシャンペンでゴルフ仲間を我が家に呼ぶことにしました。
今年のオーストラリアデーは火曜日でゴルフの日でしたので、我が家に一番近いノースライドゴルフ場(North Ryde Golf Club)でプレイをした後私の所へ招待しました。合計で6人でしたので人数も少なからず多すぎずといった所でした。おつまみだけと言ったのですが出来れば何か日本的でかつオーストラリアデーにちなんだ物を出してあげたいと思い、鶏の松風焼きを作りました。

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オーストラリアの国花、ゴールデンワトル。春になると咲く鮮やかな黄色が眩しい程です。(Fir0002/Flagstaffotosより拝借)

何故鶏の松風焼きがオーストラリアデーに関係があるかというと、松風焼きの表面をゴマや青海苔で飾る代わりに卵の黄身と青海苔で飾り、オーストラリアの国の色、黄色と緑色に仕上げたからです。オーストラリアの国旗はブルー地に白と赤ですが国の色は黄色と緑色なのです。これは国花であるゴールデンワトルの花が鮮やかな黄色で、葉っぱの緑色と組み合わせたからです。

鶏の松風焼きオージー風の他、チーズとクラッカー、茹で海老を用意しましたが、友達がディップとオリーブ入りのチーズビスケットボールを作って持ってきてくれたのでかなり豪華になりました。デザートは今日のレシピで紹介するレミントンケーキを作りました。レミントンはオーストラリア伝統のケーキで立方体のスポンジケーキをチョコレートソースで覆い、その周りにココナツファインをまぶしたものです。ケーキを2段にして間にクリームを挟んだレミントンもあります。

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オーストラリアの色、黄色と緑をアレンジした自作の鶏の松風焼き。

レミントンの歴史は定かではないのですが、クイーンズランド州総督であったレミントン卿或いはその奥さん、レミントン夫人から来ているとされる説が一番知られています。誰が最初にレミントンを作ったのかとなると色々な説があるのですが、全てクイーンズランド州になっているのでクイーンズランドが発祥地である事は間違いないようです。

オーストラリア発祥のケーキと言う事で、レミントンは学校やスカウト、教会等で募金活動の為に手作りのレミントンを持ち寄って売ることもします。子供が小学生の頃は学校からレミントンの注文用紙が来て、1ダース入りの箱を注文した事もありました。私はココナツファインの入ったお菓子はあまり好きではないのですが、レミントンだけは美味しいと思います。全く勝手なものです。

ここで紹介するレミントンは小さめのサイズで、クリームも挟まっていませんので軽いケーキだと思います。レミントンと言ったらオーストラリア、オーストラリアのケーキと言ったらレミントンです。

レミントン ケーキ
 
下準備
調理時間
合計
 
レミントン ケーキ 程オーストラリアを代表するケーキはありません。バニラ風味のスポンジケーキをチョコレートに浸してココナツをまぶしたものです。募金活動の催しには必ずと言って良いほど登場しますし、近所のベーカリーでもよく見かけます。細長い形や、間にジャムやクリームを挟んだりと色々なバリエーションがありますが、私はクラシックタイプが好きです。
作者:
分量: 15個分
【材料】
  • 無塩バター 125g
  • キャスターシュガー(微粒グラニュー糖)250ml
  • バニラエキストラクト 小匙1/2
  • 卵 3個 (室温)
  • 小麦粉 カップ2
  • ベーキングパウダー 大匙1強
  • 牛乳 125ml
  • ココナツファイン カップ2と1/2
チョコレートアイシング
  • アイシングシュガー カップ5
  • ココアパウダー カップ2/5
  • 無塩バター 大匙1
  • 牛乳 カップ1弱
【作り方】
  1. オーブンを180度に温めておく。小麦粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせてふるいにかけておく。
  2. 20cmx30cmのケーキ型にオイルを塗り、クッキングシートを敷く。クッキングシートを型の高さより高くにしておくと焼き上がったケーキを取り出しやすい。
  3. バター、キャスターシュガー、バニラをボールに入れ、ミキサーかハンドミキサーで軽くフワッとなるまで泡立てる ‐ キッチンエイド ミキサーを使った場合は1分半から2分間位。
  4. 卵を1つずつ割り入れ、その度に生地が滑らかになるまで良く泡立てる。
  5. ボールをミキサーから外す。小麦粉の半分の量をボールに加え、ヘラで底から生地をすくい上げて切るようにそっと混ぜる。牛乳の半分の量を加え切るように混ぜる。繰り返して残りの半量も混ぜ込む。
  6. 生地をケーキ型に流し込み、オーブンで25分間程、真ん中の部分を指で押した時にスポンジが戻るようになるまで(或いは竹串を真ん中に刺して抜いた時に生地が竹串に付かなくなるまで)焼く。
  7. オーブンから出して5分程置き、突き出たクッキングシートの両側を持ってケーキを型から抜き、網の上に乗せる。綺麗な布巾でカバーをし、一晩(少なくとも6時間)寝かせる(注1)。
チョコレートアイシング
  1. チョコレートアイシングの材料を耐熱ボールに入れ湯せんにかけて滑らかになるまで良く混ぜる。
  2. 湯せんのお鍋をコンロから下ろし、お鍋をそのままに置いておく。さめるとチョコレートが固めになるのでボールはそのままにして温めておく。
コーティング
  1. パン切りナイフでケーキを15等分する(3列x5列)。上面を出来るだけ薄く切り取る(注2)。
  2. ケーキを中で転がせるくらいの大きさのボールにココナツを入れ、ケーキ、チョコレート(お鍋ごと)、ココナツの順に並べておく。
  3. ケーキを1つ摘み上げ、正方形の小さい面を下にしてチョコレートにつける。フォークを2つ使ってケーキを転がしながら全体にチョコレートをまぶし、ココナツのボールに移す。ボールを揺すりながらケーキを転がしてココナツを満遍なくまぶす。ケーキをお皿に置く。
  4. 残りのケーキも同じようにしてコーティングする。
  5. チョコレートが固まり全体が馴染むまで、1-2時間放置する。コーヒー、紅茶や緑茶と一緒に出す。
【注】
1. 焼けたケーキは一晩置くとスポンジがしっかりして、チョコレートをまぶす時に扱いやすくなります。焼き立てのケーキですとスポンジの屑が出てチョコレートの中に溜まってしまいます。時間が無い場合はケーキを切ってから冷凍庫に1時間入れると良いと思います。

2. 焼き上がったケーキの上面はチョコレートアイシングをつけた時にはがれてしまう事があるので切り落とします。

NutritionLamington

このレシピの英語版の料理名はLamingtonsです。RecipeTin Eats (www.recipetineats.com)に載っています。

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