3月末から3週間の予定でゴルフ仲間のオージー2人と桜見物旅行として出かけました。東京にまず6日滞在しましたが桜のタイミングがバッチリで友達も満足したようでした。久しぶりの桜、とても綺麗でした。桜はいつ見ても美しいなと思います。特に川沿いに長く連なった桜とか、公園いっぱいに咲いた桜は素敵です。
2人の友達はショッピングが大好きで、日本の食文化にあまり興味が無かったのがとても残念でした。家でも食べ物に関してはかなり保守的な人たちで、珍しいものにチャレンジするタイプでは無いようです。ですから私が無理に連れて行かないと外食はピザとかサンドイッチになってしまった事が多々ありました。
それでも何とか日本独特の食べ物を紹介しようとお昼におすし屋へ連れて行きました。週末の銀座ということもあり、30分近く待たされてやっと席に着けました。シドニーでは列を作っても食べようという人は食べ物に興味のある人達くらいなので、友達はちょっとウンザリしたようです。
メニューは日本語だけだったので次々と魚の説明をしてあげたのですが、結局卵のにぎり1つと海老(茹でたやつ)のにぎり2つの合計3つしか食べませんでした。ショック!私は勿論マグロのにぎり等を頼みましたが、彼女等がにぎり3つなので私だけ10個オーダーする訳にもいかず(事前に皆でお金を出し合ってそこから全員の食費などを出していたのです)欲求不満のお昼でした。亀戸に住む姉のところに泊まったときは近所の銚子丸で10皿くらい軽くいける私なのでス。
私は勿論和食が大好きです。シドニーでは毎日食べることは無いのですが、時々無性にお寿司が食べたくなって寿司トレイン(回転寿司)のお店に行ったりもします。一人でも行っちゃいます。でもシドニーのお寿司はタネの種類がとても限られていてしかもやたらに値段が高いのです。お皿の値段は日本の1.5倍、タネの大きさは日本の半分と言った具合です。日本で言う中トロとか大トロはまずありません。生の魚ですと、 鮪(たいていキハダマグロ)、鰤、鯵、鯛、鮭と言った所でしょうか。貝類は殆ど無くて、ホタテとたまにツブ貝が出るくらいです。自分で作るほうが安いのですが、種をそろえるのは大変ですよね。だから日本に行ったときは思う存分お寿司を食べます。今回の旅行ではその後私だけ暫く日本に残ったので、その時にお寿司を沢山食べました。
でも日本食を毎日食べているとたまに大量の肉が恋しくなるのですよね。この歳で?と自分でも思うのですが美味しいものは国籍を問わず何でも食べたいのです。例えばナギのブログに載っている『キューバ風モホローストポーク』などを見ると口の中が唾液でいっぱいになるのですよ。
このキューバ風モホローストポークはシェフと言う映画(日本では『三ツ星フードトラック始めました』が付く?)に出てくる料理ですが実際にレシピはロサンゼルスの有名なシェフ、ロイ チョイのものですから美味しいこと間違いナシです。ナギはオリジナルを少し変えてブログに載せました。
- エクストラバージンオリーブオイル カップ1
- コリアンダー/香菜/パクチー カップ1
- オレンジの皮のすりおろし 大匙1
- オレンジジュース カップ1
- ライムジュース カップ½
- ミントの葉 カップ¼ (軽くつめて)
- にんにく 8かけ
- オレガノ 大匙1(ぎっしりつめて)又は乾燥オレガノ大匙1/2
- クミンの粉 大匙2
- 塩 小匙1
- 黒胡椒 小匙1
- 肩肉の塊 2kg (骨と皮ナシ)
- ライムジュース 大匙2
- オレンジジュース 60ml
- 塩、胡椒
- マリネの材料をフードプロセッサーにかけ、ハーブとニンニクを細かく微塵切りにする。フードプロセッサーを使わない場合はニンニクとハーブを微塵切りにし、残りの材料と一緒ボールに入れて良く混ぜる。
- チャックつきのポリ袋に豚肉とマリネを入れて、冷蔵庫に一晩置く(ボールにポリ袋を入れておくと漏れても安心)。
- 豚肉をマリネから取り出し、室温になるまでおいて置く。マリネ液は捨てないで取っておく。
- オーブンを170度に暖めておく。
- オーブン用の鍋か深めの天板にラックを置き、豚肉を乗せる。あるいはラックの代わりに玉葱2つ程を半分に切って豚肉の下に敷いて肉が直接天板に付かないようにする。お鍋の蓋又はアルミホイルを二枚にしたものでカバーをする。肉にカバーが付着しないように真ん中を少し持ち上げてカバーをテントの様にする。
- オーブンで2時間半焼き、蓋又はアルミホイルを取って更に30分焼く。(注1でオリジナルの焼き時間を参照して下さい)
- オーブンから出して肉をお皿に移し、軽くアルミホイルでカバーをする。20分置いてからモホソースを添えて出す。この写真ではオレンジのスライスをフライパンで焼いたものとコリアンダー/香菜/パクチーの葉を飾りに添えました。
- 取っておいたマリネ液、モホソースの材料、オーブンで焼いた肉の汁を大匙2杯分をお鍋に入れて火にかける。沸騰したら塩コショウで味を調える。お好みでライムジュースやほんの少量のお砂糖を入れても良い。火をとろ火にして1分間したら火を止める。
また、私は肉を丸めて糸で縛りませんでした。あいにく料理用のタコ糸を持ち合わせていなかったからなのですが、、、もし肉を丸めるならばカバーをして焼く時間を20分長くします。
オリジナルのレシピでは1.75kgの骨無しの肩肉を使っています。豚肉をまるめてタコ糸で縛り、220度のオーブンで30分焼き、温度を190度に下げてさらに1時間30分あるいは肉に刺した温度計が160度に至るまで焼きます。
2.肉が余ったらキューバ風サンドイッチを作ってみてください。近いうちにレシピを掲載しますので乞うご期待を。
3.レシピはウェブサイトFood and Wine(http://www.foodandwine.com/) のMojo Marinated Pork Shoulder (http://www.foodandwine.com/recipes/mojo-marinated-pork-shoulder)を参考にしました。マリネの材料はオリジナルのままです。オーブンでの焼き方と時間を変えました。モホソースは私が考案しました(マリネ液を無駄にしたく無かったので)。
このレシピの英語版の料理名は Juicy Cuban Mojo Pork Roast (Chef Movie recipe) です。RecipeTin Eats (www.recipetineats.com)に載っています。
ワックスが付いているせいですかね。
低温調理は失敗が少なくて便利です。
低温調理でとってもやわらかくジューシーに焼けました。皮も食べられるオレンジが日本では入手しにくいので今回皮は使用しなかったのですが、やはりオレンジの皮が入ってる方が香りは良さそうですね。オレンジの代わりになるような皮ごと食べられる日本の柑橘果物を探したいと思います。
返信が2ヶ月近く遅くれました。新しいコメントが入ったらメール連絡がある筈なのですが、ミスしました。ごめんなさい。
日本で売っているオレンジの皮はお料理に使えないのですか?カリフォルニアオレンジとかオーストラリア産などがあるようですが。摩り下ろしにするオレンジの皮は口に入れて噛んで食べられるものでは無いのですが、摩り下ろして香りを出すためにお料理に使うことができると思います。